TOP Conditioning Journal Conditioning Magazine 【プロ野球選手・和田毅】最年長現役記録更新に向けた、健康維持の秘訣

【プロ野球選手・和田毅】最年長現役記録更新に向けた、健康維持の秘訣

2024.02.21

スポーツ・ビジネス・アート・カルチャーなど各分野で挑戦を続けるプロフェッショナルが、自分の身体にどのように向き合い、どのようにポテンシャルを発揮しているのか。ご自身のライフスタイルで実践されている「コンディショニング※」についてお伺いします。

 

今回は、パ・リーグ現役最年長選手である和田毅投手に、ご自身のメンテナンス方法やコンディショニング術についてお話を伺いました。

 

※TENTIALが定義するコンディショニングはライフパフォーマンス向上のために、体調に関わる全ての要因を良い状態に整えること

 

 

どうやって健康を維持できるか?

 

─ 和田さんは、ご自身のライフスタイルの中で「コンディショニング(健康維持)」についてどのくらい意識していますか?

 

僕は、プロ野球に入団した時から長く野球をやりたい、40歳までは第一線でやりたいという気持ちでいたので、どうすればそれを実現できるのかをずっと考えてきました。それはすなわち、「どうやって健康を維持できるか?」に直結すること。なので、若い頃から食生活や睡眠方法など自分なりに工夫してきたんです。で、実際に40代になると特に睡眠の大切さを痛感していますね。若い頃は、布団に入ればすぐ眠りにつけたし、それこそ10時間以上ちゃんと寝られていたのが、眠りが遅くなったり浅くなったり、マットレスによる背中の「そり」が気になったりしてきて。寝るためのコンディションを、今まで以上に考えるようになりました。

 

 

─ 健康についての考え方が、大きく変化したのはやはり40代前後ということになりますか?

 

まさしくそうです。今お話ししたように、40歳を目処に野球人生を送ってきて。実際に40歳を過ぎてからは、僕の中では「ボーナスステージ」みたいなものなんですよね。これまでかなり、ストイックに健康のことを考えてきましたけど、ここから先は「こんなことも試してみよう」「こういうこともやってみよう」みたいな感じ。コンディショニングについて、楽しみながら遡行錯誤をしていた中で今回、TENTIALさんの疲労回復パジャマ(※リカバリーウェア)にも出会ったんです。

 

 

─ TENTIALの、どんなところが気になったのでしょうか。

 

まずは「BAKUNE」というネーミングですよね。パジャマに「BAKUNE=爆寝」という、ある直球の名前をつけるのはすごいなと(笑)。実際に着てみたら、どんな寝心地を得られるんだろうと気になって取り寄せることにしました。

 

 

 

「睡眠」と「食生活」

 

─ ちなみに、今はどのくらい睡眠時間を確保されているのですか?

 

今は7時間か、多くて8時間くらいですかね。実際に寝具店へ行ってベッドの寝心地を試してみたり、枕に関しても高さや硬さなど自分に合ったものを選んだり。若い頃よりもこだわるようになりました。やはり、「寝られない」というのは大きなストレスになるんですよ。時にシーズン中は、ナイターがあったりデイゲームがあったりして就寝時間もバラバラになって。ナイターの場合は帰宅時間が23時を過ぎることもありますし、それから食事をしてストレッチをして、となると日付が変わってしまう。次の日が7時起きだと睡眠時間も7時間を切ってしまうじゃないですか。

 

 

─ なるほど。

 

逆にデイゲームの翌日がナイターの場合、あまり早く就寝して試合中に眠くなってしまうと困ります(笑)。そうなってくると、体内リズムを100パーセント整えることは物理的に不可能なので、そのぶん「質の良い睡眠」をどうやって取るかを考えますね。若い頃は、それでも全くお構いなしで試合に臨めたのですが、やはり年齢が上がってくるとパフォーマンスへの影響も大きくなってくる。

 

 

─ 睡眠方法、大事ですね。食生活に関してはいかがでしょうか。

 

白米よりも玄米や酵素玄米を積極的に取るようになりました。白米をどんぶりで食べていた若い頃に比べると、当然ながら炭水化物の量は圧倒的に減りましたね。カーボローディング(運動エネルギーとなるグリコーゲンを通常より多く身体に貯蔵するための栄養摂取法)も昨年から取りやめたのですが、そこから身体の調子も良くなって。

本当に、身体の中の色々な部分が40歳を境に変化してきているし、それに対応する方法を模索していますね。しかも、いろいろ試してみる中で失敗したら失敗したで、以前よりも気にならなくなったというか。若い頃は失敗が怖くてルーティンを変える勇気がなかったんですけど、今は失敗に対しての恐れがだいぶなくなりました。さっきも言ったように、楽しみながら試行錯誤ができるようになったんです。

 

 

── 「健康維持」という意味での「運動」は、どんなことをされていますか?

 

プロ野球選手としてのトレーニング以外では、例えば就寝前のストレッチ。僕、肉離れを両足ともやっていて。肉離れを起こす時って、「音」が聞こえるんですよ。「ブッ!」って(笑)。あの音はもう二度と聞きたくないので、トレーニング前のウォームアップ、トレーニング後のクールダウンも以前より入念にやるようになりましたし、寝る前のストレッチも欠かせないです。

温かい湯船にゆっくり浸かるようにもしていますね。昨年からサウナに入るようになったんですよ。今まで苦手意識があったんですけど、チームのみんなが入っているのもあって(笑)。シーズン中は、球場に併設された大浴場とサウナ室を利用していますね。今までやってこなかったことを、いろいろ試してみようと思うようになったのも大きいと思いますね。まずは形から入ろうと思ってサウナハットも購入しました(笑)。

 

 

── 健康維持のために愛用しているツールなどはありますか?

 

野球の際に可動域が狭まらないよう関節周りには気を遣っているのですが、その一つとして骨盤が真っ直ぐになる三角形のクッションを自分で購入し、愛用しています。あとはストレッチボールとか。ストレッチに関しては、専属のトレーナーさんにやっていただくこともすごく大事なのですが、同じくらい自分でやるストレッチも大事だと思っているんです。自分の身体の状態を把握できるというか……「あ、今日は身体のこの部分が張っているな」みたいに、自分の身体と「会話」しながらゆっくり行なうストレッチは、みなさんにもお勧めしますね。寝る前に部屋の照明を少し暗くして、ヒーリング系の音楽をかけながらのストレッチはストレス発散にもなるし、入眠効果も上がると思います。

 

 

 

TENTIALについて

 

── 睡眠時にはTENTIALの「BAKUNE」を着用されているとのことですが、着心地などいかがでしょうか。

 

こんなに薄手で軽いのに、着るととても温かいので最初はびっくりしました。今、そんなに分厚い布団を使っていないんですけど、寝心地もとても良いです。まさに「BAKUNE」の名前の通り寝るのが楽しみになりました(笑)。

あと、TENTIALのセットアップも購入したんです。これがめちゃめちゃ優秀なんですよ。カジュアルな雰囲気もあるし、シャツなどに合わせればきちっとした場でも着ていけるデザイン。実際、昨日も取材があったんですけど、セットアップを着用させてもらいました。着心地もとても快適です。野球選手ってお尻が大きくてパンツが入らなかったり(笑)、ジャケットも肩幅に合わせると身ごろがブカブカだったりして。服を着るといつもサイズ感に悩まされるんですよね。でもTENTIALさんのセットアップは、そういうストレスが一切なくて。まるで僕のために採寸してくれたんじゃないかなって思うくらい(笑)。ストレッチ素材を用いているので、どなたが着ても快適な素材やデザインが採用されているんでしょうけど。

 

 

── 他に気になっているアイテムはありますか?

 

掛け布団ですね。めちゃめちゃ軽いし、手触りも抜群。しかもコンパクトにまとめられるので、持ち運びも便利なんですよ。遠征にも持って行きたくなりそうですね(笑)。宿泊先でも自宅と同じくらい快適な睡眠環境が作れたら最高です。他にもサンダルやアイマスク、入浴剤など「これがあったら嬉しいな」と思うようなアイテムばかり。「コンディション」という日常課題を、常日頃から考えている自分にとってTENTIALさんのラインナップはまさに至れり尽くせりです(笑)。同じように、普段からパフォーマンスを意識したお仕事をされている方にも是非おすすめしたい。まずは実際に手に取ってみて欲しいですね。

和田毅 - プロ野球選手

島根県浜田市の浜田高校から早稲田大学を経て2002年に自由枠でダイエー入団。1年目から14勝で新人王を獲得し、2010年にはMVPに輝く。2011年に海外FAでオリオールズ入り、2014年にカブスへと移籍。2016年にソフトバンクへ復帰し、最多勝・勝率第一位を獲得した。2017年以降はケガに苦しめられたが、見事に復活。40歳を超えてからも先発の一角として欠かせない働きをしている。アテネオリンピック野球の銅メダリスト。

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