TOP Conditioning Journal Conditioning Magazine 【漫画家 常喜寝太郎】”自分らしく生きる”仕事も私生活も充実させる秘訣

【漫画家 常喜寝太郎】”自分らしく生きる”仕事も私生活も充実させる秘訣

2024.01.16

スポーツ・ビジネス・アート・カルチャーなど各分野で挑戦を続けるプロフェッショナルが、自分の身体にどのように向き合い、どのようにポテンシャルを発揮しているのか。ご自身のライフスタイルで実践されている「コンディショニング※」についてお伺いします。

 

今回は文化庁メディア芸術祭で審査員推薦作品にも選出された、”自分らしく生きる“ことをテーマにした作品『着たい服がある』で注目の漫画家・常喜寝太郎さんに、仕事も私生活も充実させるための秘訣をお伺いしました。

 

※TENTIALが定義するコンディショニングはライフパフォーマンス向上のために、体調に関わる全ての要因を良い状態に整えること

 

 

漫画家としてのコンディショニング

 

─ 常喜さんは、ご自身のライフスタイルの中で「コンディショニング」をどのくらい意識していますか?

 

まず、漫画は自分自身が健康じゃないと描けない。基本的に僕は、24時間仕事をしていたいタイプなんですよ。今はまだマシになったのですが、いっときは「月に1回しか遊ばない」と決めて5年くらいずっと漫画を描いていた時もありました(笑)。それを続けるためには、そして月に1回の遊びではっちゃけるためには、ずっと健康を維持しなければならない。なので、例えば外食の時とか、席につく前に必ず手洗いとうがいをしています。仕事を休みたくないから、風邪を引かないようにすることに細心の注意を払っているんです。

 

─ キックボクシングジムに通っているそうですが、それもコンディショニングが目的の一つですか?

 

はい。社会人になって、あまりにも不健康な生活をしていたので。ずっと家で座って仕事をしていると、足がめっちゃ細くなったりするんです。もともとキックボクシングは高校時代に2年くらいやっていたんですけど、久しぶりに再開したら、普段歩かないから足の皮がベロっとめくれるくらい足裏の皮も薄くなっていました(笑)。「本当にカラダを動かしていないんだな」と痛感しました。

 

最初はクラヴマガという、イスラエルで考案された近接格闘術を習っていたんです。漫画でもネタとして使えるかなと思って行き始めたのですが、「ピストルを突きつけられた時の護身術」とか一体いつ使うんだ? そんなシチュエーションあるかよって(笑)。それよりも、隣で週一でやっているムエタイの方が面白くてそっちにハマってやっていたんです。そうすると、スパーリングがうまくいく日もあれば負けちゃう日もあるし、負けちゃうと悔しいから帰宅してから走り込みをしたりして。そうやって次第にハマっていって、かれこれ7、8年くらい経ちました。最近はキックボクシングだけでなく総合格闘技に興味が出てきて、「だったらレスリングも習わなきゃ」と思ってパーソナルトレーナーも付けたところです。生活がだんだん訳わからなくなってきていますね。何を目指しているんだ?っていう(笑)。

 

 

─ 「月に1回しか遊ばない」と決めていた時期も、運動はしていたのですね?

 

週に4回、多い時で5回はやっていました。仕事か運動をしているか、もしくは寝ているかという日々(笑)。起きて目が覚めるまでの30分間は掃除をして、その後はトイレや食事以外は全くカラダを動かさずに机に向かっていて。で、18時くらいにバイクに乗ってジムへ行き、いきなり3時間みっちりスパーリングを受けて、それでまた家に帰って夜遅くまで机に向かうという生活を何年も続けていました。

 

─ さぞかしカラダは驚いていたでしょうね(笑)。

 

漫画だけずっと描いていると、フィジカル面だけでなくメンタル面でも病む気がしました。漫画が順調だったらいいけど、いつもそういうわけには当然いかないし、うまくいかなくなったらめちゃめちゃ落ち込むじゃないですか、それしかないわけだから。人と比べて自分は……とか思う時もあるし、それって精神衛生上めちゃくちゃ良くないなと思った時に、頭の中の雑念から逃れる場所としてジムに行っていた時もあります。「あ〜、なんか今日は気分がすぐれないな、よしジム行こう」みたいな(笑)。そこでいったん、ダウナーな気分をリセットするわけです。格闘技をやっていると、思考をめぐらせている暇がないじゃないですか。今にもパンチを食らいそうになっている時に「あの時にああしていれば……」みたいなこと考えていられない(笑)。そんなふうに、思考を無理矢理でも一回「放棄」するのって、意外とメンタル面でのコンディショニングになるんじゃないかとも思っています。

 

漫画のネタづくりがきっかけで始めた格闘技も今では試合にでるほどに。

 

─ 実際に、ジムへ行くことでフィジカル面とメンタル面に良い影響は出ていますか?

 

もうずっと運動をしているので、していなかった時の状態と比べるのは難しいのですが、まずフィジカル面でいうと「朝起きてだるい」と思うことがないですね。筋肉痛で辛い時はあるんですけど、いわゆる倦怠感みたいなものはずっとないです。運動している人の方が、若く見えるところもあるじゃないですか。まあ代謝が良くなっているのもあると思うんですけど。年齢よりも若いと思われるのは、運動をしていることが大きいのだろうなと。

 

メンタル面でもいい影響があると思います。気分が塞ぎ込んだ時は、とにかく「前に進む」ことをするといいらしくて。車やバイクに乗ったり、マラソンや散歩をしたり、なんでもいいんですけど、前に出ようとする気持ちがメンタルにもいい作用を及ぼすそう。確かに、ジムへ行こうと思ってバイクに乗るだけでも気分が上がりますからね。

 

 

─ コンディショニングのため、食事にも気をつけていますか?

 

食事に関しては、正直あまり気をつけていないかもです(笑)。お酒に関しては、たまに外で友人と飲むことはあるんですけど、自宅でひとり飲みすることはまずない。タバコもその時に吸うくらいですね。ただ、コーヒーは1日1リットルくらい飲んでしまう。あと、1日3リットルの水を飲むようにしています。きっかけは、筋肉痛をなくすのに水を飲むのが非常に効果的だという話を聞いたこと。実際に筋肉痛も取れたし、そこから運動後に2リットルを飲むようにしています。それ以外にも大体1リットルくらいは飲んでいるはずなので、合計3リットルは消化できているはず。ちなみに東京にいた時の後半1、2年くらいは、栄養士の資格を持っている友人に毎月お金を払ってタッパーで作り置きしてもらって、それを食べていた時は全然違いました。排泄面でも全然違ったし、当時は食事が毎日の楽しみになっていました。

 



コンディショニングにおける愛用商品

 

─ コンディショニングにおいて、常喜さんが愛用しているものは?

 

僕は、とにかく続けられることがしたいんです。例えばサプリを毎回錠剤で飲むのは難しい。途中で飽きちゃうんですよね、「やんなきゃ」みたいな気持ちにもなるし。でも、お菓子感覚でグミタイプの栄養補助食品であれば、パクッと食べられるので常に5、6種類くらいずっと常備していますね。それと、ジム帰りには必ず低周波治療器を身体につけています。ベッドもいいものを買いましたね。毎年2、3万払うサブスクと思えばマットレスだけで数十万くらいものも20年使えばもとが取れるかなと。枕もオーダーしました。

 


常喜さんの格闘技愛用の品々。ジム帰りには必ず身体につけているという低周波治療器も。

 

─ やはり睡眠は大事ですか?

 

去年くらいにちょっと鬱になってしまって。「まさか自分が?」という感じだったんですけど、その前後は自分でもよくわからなくなるくらい眠れなくなったんですよね。それで、快適な眠りを得るためにベッドを奮発しました。ベッドを買って、正直「めちゃめちゃ効果があった!」というほどじゃないのですが、例えばホテルで外泊することとかあった時に、「ああ、やっぱり家のベッドは寝心地がいいんだな」と再認識することが多いです。これからも、できる限り睡眠をしっかり摂りたいですね。

 



TENTIAL商品について

 

──ところで、TENTIALのリカバリーウェアBAKUNEについてはどんなイメージを持っていますか?

 

先日、格闘技の試合に出たのですが、準備期間は整体に行かないと練習ができないくらい、体がズタボロになってしまったんですよ。その時に「リカバリーウェア」の存在を知り、着ているだけで身体が回復するっていいなと興味を持ったんです。さっきも言ったように、無理なく継続できるかどうかは僕の中でかなり大きな評価基準なんですよ。そういう意味でTENTIALは、デスクワークにも適しているし、着ているだけでコンディショニングが期待できるなど継続しやすいように作られている印象です。

 

 

─ 実際に着てみていかがでしたか?

 

着ていると身体がポカポカと暖かくなりました。汗をかくというよりは、お風呂に出た後の「ほかほか感」を常にキープしてくれている感じ……ちょっとストレッチした後の感覚にも近いかもしれないです。僕は寝る時にも着ています。同じ漫画家さんにもおすすめしたいですね。

 

─ 具体的にどんなところがおすすめポイントですか?

 

そうですね、運動しなきゃと思っていても、なかなか忙しくてできない人が多いですよね。漫画はかけるし、遊びにもいけるのに、運動はしないという人が周りに多い気がして、そういう仲の良い漫画家の友達には、「着ているだけのリカバリーウェアから始めてみたら」とお勧めしています。みんな興味をもってくれますね。

 

 

─ では最後に、常喜さんのように仕事も私生活も充実させるコツをお聞かせください。

 

「自分が何をしたいのか気づくこと」と、「最初の一歩だけ頑張ること」が大事だと思います。たとえ今、自分が何をやったらいいのかわからなくても、あるいは仕事に比べてプライベートが充実していないと感じていても、ちゃんと自分に向き合って入れば「自分は何をやりたいのか」「何をやるべきなのか」が見えてくると思うんです。「あれをやるよりも、こっちの方が好きだな」みたいな消極的な理由でもいいから、とりあえずやってみる。そうすると今度は、「これよりもこっちの方が好きなのは何故だろう?」みたいな疑問にぶつかるし、そこを掘っていけばいつの間にか夢中になって、結果的に仕事も私生活も充実しているはずですよ。

一覧へ戻る

Contact Us

製品・弊社サービス、メディアに関するお問い合わせ、ご相談はこちら